朝日新聞　スタイルアサヒ：my free diary：SSブログ

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私が敬愛し主治医である先生が、朝日新聞の　「　スタイルアサヒ　」　という全国版の月刊誌に、エッセーを連載されています。

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先日、院内広報誌　「　ほっと　」　に書かれているのを見て、はじめて知りました。

お医者様でありながら、地域の新聞に連載のエッセーを書かれたり、まめに院内広報誌を出されたり、本を出版されたり、川柳を詠まれたり、各地で講演会に出席されたり、　と　お忙しい事この上ない方ですが、全国版なら皆様がご覧になる機会もあろうかと思いますので、ご紹介させて頂きます。

６月号に掲載されていた　「　診療所の窓辺から　」　です。

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本文より・・・・・

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こころががちがちになっている人がいる。こころが大変になってくると、どうしてか

「　白か黒か　」　をつけたがる。

「　仕事を辞めないと楽にならない　」　と口にする。　「　休むのはどうですか。診断書を書きますよ　」　と言うと、はっとした顔になる。

休むことは考えずに辞めるか、がんばるかしか頭になくなっている。

ぼくは両手を広げて、そしてだんだんに狭めてからだの前で手を合わすようにする。

「　こころがこんなに、こうでないといかんという状態なんでしょうね　」　と、

「　まあまあでやりませんか　」　の話に乗ってこない患者さんに、大きな動作をしてみせる。・・・・

診察室で、適度ないい加減の勧めをぼくは繰り返す。

「　しんどいときには先のことは考えない。今を最小限のエネルギーでなんとかするだけでいい　」　と、ひたすらこころをマッサージする。

診察室を出てゆくときに、少しでもほぐれた顔になるとうれしい。

こころの元気をぬいての健康はない。不自由なからだでも、こころの元気なお年寄りに教えられることが多い。・・・・

まあるいこころも、四角なこころも疲れます。ふにゃふにゃなこころがぼくのお勧めです。

「　そうかもしれない　」　と相手の言葉を、柔らかく受け止められると楽です。

すこうし　いい加減で、こころはちょうど。

こころは柔らかで、ふにゃふにゃがいい。・・・・・・・

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先生の温かい言葉に支えられて、十数年・・・・・。

やっとちいさな幸せにたどりつけたなぁ・・・・と思うこの頃です。　　

タグ：ふにゃふにゃのこころスタイルアサヒ朝日新聞

私たち夫婦は、ダンナが白黒はっきりさせてやる！ゼブラーマンで（笑）
私がゆる～～い性格です
ちょうどいいバランスが取れてるなぁと思います♪（ノロケてしまいました　＾＾；）

by ゆうこ (2010-05-26 16:04)

そうそう！
こころの病で苦しんでたり、そこまで行かなくても生きにくいなって感じてる人は”適当に”するのが本当に出来なくなってるんだなって思います。
信頼できる先生がいるって本当に素晴らしい救いですよね♪
by ayafk (2010-05-26 16:23)

とてもやさしそうな先生。
文字にも先生のお人柄がでているようですね。
こんな方が主治医さんなんてうらやましいです。
ワタシなんてダンナさんの主治医に、
日々ぶーぶー文句が絶えませんよ。
by タッジーマッジー (2010-05-26 16:23)

「診療所の窓辺から」(^^
気持ちがス～っと楽になっていく気がしますね。
白か黒か・・・文章を読んでいてなるほどなぁと
思うことばかりでした。
「しあわせのひとつ　すこうし　いい加減」
良い言葉を教わりました(^^ｖ
by marimo (2010-05-26 16:51)

訪問くださり　ありがとうございます。
by 空楽 (2010-05-27 07:01)

お久しぶりです＾＾
心の元気～大切ですね♪
「すこうし　いい加減」…ステキですね　(ﾟ∇^*) ♪
by abika (2010-05-27 07:54)

やわらかくて優しいコトバが、たくさんありますね(^-^)
by まりりん (2010-05-27 18:57)

最近、普通に生きていてもキウキウなことが多い気がします。
追いつめられるような、責任だけを押しつけられるようなそんなこと。
そういうことも、こころの病の方を増やしてる気がしてなりません。
元来、面倒くさがりでズボラな私は、結構なテキトーぶりなので、助かっていますけれど…。　
by Rae (2010-05-27 21:32)